石川達也 氏

西条で生まれ育つ。大学在学中に埼玉県の神亀酒造で修業を始め、1994年に竹鶴酒造に入り、24年間杜氏を務める。2020年より茨城県の月の井酒造店杜氏。広島杜氏組合長。日本酒造杜氏組合連合会会長。日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存会副会長。

今田美穂 氏

安芸津町に生まれる。東京で伝統芸能に関わる仕事に就いた後、1994年酒蔵を継ぐために蔵に入り、前杜氏や安芸津杜氏から酒造りの技術を学ぶ。広島最古の酒米、八反草の復活に取り組み、今年で20年。2019年に映画『カンパイ！日本酒に恋した女たち』に出演。BBC放送『2020年 100人の女性』に選出される。

椋田茂 氏

広島市で生まれ育つ。高校生のときに伝統的な職人の世界に憧れ、18歳で賀茂鶴酒造へ。2011年、33歳の若さで杜氏に就任し、2013年には日本酒造技術研究連盟にて一位を獲得。全国新酒鑑評会はこれまでに通算7回金賞を受賞。『広島錦』や『酒中在心』の開発に携り、伝統を受け継ぎ、革新的な酒造りに挑戦し続けている。

赤尾健 氏

埼玉県生まれ。1993年に国税庁へ採用され、1997年から酒類総合研究所の研究員に。2019年から醸造微生物研究部門長を務めている。専門は醸造用酵母の分子遺伝学と応用ゲノミクス。広島大学大学院 統合生命科学研究科 客員教授も兼務。

新山伸昭 氏

1964年に広島県で生まれ、1986年にサタケに入社。醸造精米事業の再構築に携わり、日本酒造りにおける精米技術の向上を目指す。サタケが開発した革新的な精米技術『真吟精米』の開発に貢献し、日本酒の新たな可能性を追求している。

神吉佳奈子 氏

広島市で生まれ、大学卒業後に料理雑誌の編集者を目指し東京へ。雑誌編集に30年近く携わる。『dancyu』副編集長、『オレンジページCooking』編集長を経て、現在は日本の食と酒の伝え手として企画や執筆、イベントのディレクターなどを手がける。